お別れは突然に・・

お別れです。

その日、ミースケが家へ帰宅するとそこはもぬけの空であった。

まるで初めから何も無かったかのような静寂が辺りを包んでいた。見慣れていたはずの生活用品が見当たらない。壁を彩っていたポスターも剥がされていた。あの穏やかな日常はひょっとすると夢か幻であったのだろうか?そう錯覚してしまうほどの静けさだった。その考えを振り落すように一度体を揺さぶる。どうしてこんなに静かなのだろう?あまりに静かすぎて頭が痛くなってきた。とにかく私は主を探した・・だがそこに主の姿は無かったのだ。

お別れは突然に(1)

ミースケ「ご主人様ー」

お別れは突然に(2)

 

ミースケ「ご主人様の服だ」

「あるのは・・これだけか」

お別れは突然に(3)

ミースケ「・・・旅行かな?それにしては部屋がスッキリ過ぎるか・・」

「さて困ったぞ(主に飯が)」

お別れは突然に(4)

ミースケ「間違い、そう何らかの間違いであってくれればそれでいいのですご主人!私はむしろ信じていますよ!」

「とりあえず当面の糊口はこれで凌ごう」

 

 

 

この後、隣人から主人がお嫁に出たことを知らされるミースケであった。

続く。

 

 

出演:ミトン犬(ミースケ)

お嫁に出す:人間様の都合で売りに出される様々な理由でそれまでいたドールとお別れすること。ブライスあるある。

主との思い出→その1主との思い出→その2主との思い出→その3