30号とコミックス‐その30(3)

はい「高3限定」その3です。

一応これで紹介は締めになります。
うーんどうなんだろ・・この作品の魅力が伝わってますかね?

狂気と不安を孕んだシナリオは勿論のことですが、それを体現するかのごとく細く歪な線で描かれたキャラクターたちが気になってしょうがありません。そして、そんな繊細でナイーブな彼らが発する言葉の一つ一つに、なにかこう心に突き刺さるものを感じます。

例えばオノがイケダを想い発する言葉などは、ホントぶん殴られたような感覚すらします。一体何なのだ!?この超純粋に子供のような熱情は!!?まるで少年誌の主人公のようじゃないか!!

まさかこういうのを男×男で読めるとは思わなかったので初めかなり困惑していた30号ですが、今ではBLのイメージが少しずつ修正出来て他にもいい作品があるのかな?なんてジャンル的にも気になってきた次第です(危険?w)まぁこれほど優れた作品はそうないとは思いますけどね・・という感じで簡単な感想は終わりにしまして、そろそろ「高3限定」のラスト紹介に移りたいと思います。

オノはイケダの貸家へ通いだす事になり、そこで日に日にイケダの隠された過去を知ってゆくことに・・

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不安を抱きつつも二人は愛を交わす。
ところがある日、オノは友人たちと一本のポルノビデオを視て自問自答します。

(イケダは・・・俺のこと・・・どう思ってる?)

(心は・・・誰のものなんだろう・・・)

ビデオは壮絶な内容でオノにこう思わせるほど。

オノ「し、死んじゃわないのかな? この 女の人・・・」

ビデオを視て不安になったオノは、イケダにそのことを正直に告げます。

オノ「笑わないでよ!」
「だって俺・・・」「本当に先生が好きだよ・・・」

「良く判らないケド・・・センセイのこと考えると」
「懐かしくって・・・泣きたくなって ずっと一緒に居たくて放したくなくって」

「何かどうしようもなくて」
「笑わないでよ・・・」

「好きなんだ・・・好きなんだよ・・・」

イケダ「お陽様みたい」「・・・キラキラしてて・・・オノの言葉は先生には――――・・・」「おひさまみたい・・・!」「だめだよ・・・もったいないなダメだよ・・・」

「笑ったりしない」
「しない」

「ゴメンねぇ・・・からかっちゃったんだ あんまりキレイだからからかっちゃったんだ・・・」

オノ「せんせい!」

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イケダ「―――――― センセ ね」

「歯」

「ゼェンブ」
「無ぁいんだ」

「ゴメンね カオヘンだよね ごめんね」
「笑わないから 笑わないで」

はい・・・こういう感じで物語りは進んでいきます。
一応ここまでにしときますが、一番肝心な謎のイケダの過去がさっぱりですね・・ということで最後にぼんやりその部分を載せてみたいと思います。

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誌面で読んだ時出てきた校長先生・・彼がこの学校へまだ子供だったイケダを連れてきたらしい。

イケダ「―――――・・・」「先生・・・ぼくはイケダ君ではありません」

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イケダはイケダではない・・?生贄!?

謎だらけの展開・・もうこれは買って読むしかありませんね!
30号とコミックス第30回目は「高3限定」の回でした。
3巻が待ち遠しい・・

追記:2013年に全3巻で完結しました。2016年に新作「コオリオニ」を発売後、筆者は活動休止とのことです。