30号とコミックス‐その53

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「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平)

ビッグコミックスピリッツ掲載中の闇金漫画。
これ内容が凄いです(汗)闇金業者の丑嶋馨(うしじまかおる)を中心とした取立てストーリーなのですが、もう取り立ての描写が尋常じゃありません・・かなりハードなので誰にでもおススメ出来る作品ではないのですが、どうしても続きが読んでしまいたくなる妙な魅力があります。普通に考えたら闇金業者側を中心に描くなんて相当難ありだし、そもそも読む側がそれを許容して食いついてくるだけのメッセージなり哲学なり生き様なりが必要だと思うのですが、闇金業者側のメッセージ?哲学?生き様!?と考えても・・うーんとなってしまいますよね。

でもこの作品は実際、現在27巻まで出ているかなり売れてる人気作品のようです。大分前にテレビドラマ化もされていて、その後には映画化もされている。かなりハードでえぐいシーンも多々あるのにこれだけ一般的に支持されているということは、やはり何かがこの作品にあるということでしょう。30号はまだ2巻までしか読んでないのでまだそこまで火がつく理由は判りませんが、これから続刊を読んでいく内にその理由みたいなのが見えてくるのが楽しみです。ということでそろそろ本作の紹介をしてみたいと思います。簡単に序盤見学の体でご紹介!

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夜逃げしようとして捕まった左端のおじさん以外が、この闇金会社(カウカウファイナンス)のメンバー。新しく入ってきた高田は元ホスト(この中ではわりかし一般的視点を持った若者)。

ウシジマ「わかんねぇコトあったら俺に聞け。」

高田「あの人なんで裸なンすか?」

ウシジマ「裸じゃ外に逃げらンねぇからだ。」

「柄崎(えざき)9時だ!」「「奴隷くん」を入れろ!!」

高田(「奴隷くん」!?)

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紙幣を取り出し時間を気にするウシジマ・・窓に目をやりそれから「奴隷くん」と呼ばれた者たちに3万円ずつ配り始めます。

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高田「丑嶋社長!今のババァ達はなんなんスか?」

ウシジマ「パチンコ依存症の主婦(バカ)どもだ。」
「女の金に対する執着心は男以上だぜ。」

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高田「あれ?さっき3万しか渡してないのに、」
「借用書が5万円になってる。」

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ウシジマ「「奴隷くん」が今日パチンコに負けて5万円が払えない場合、」「次の日の利息分1万5千円は払わせる。」
「2回利息分を回収すれば、3万で元金は取れる。」
「だが「奴隷くん」の借金は5万円のままだ。」
「あとはジャカジャカ金を奪いたい放題だ!」

闇金のシステム・・コワ^^;
ウシジマくんいわく、ダンナに内緒で800万借金してる主婦(バカ)もいるらしく、一見すると返すのが無理な様に見えるけど、その借金を返済する時はダンナに立て替えさせるそうです。

ウシジマ「特に公務員やサラリーマンのダンナだと楽だな。」

高田「なンでですか?」

ウシジマ「奴らは家系の管理に無頓着だし、」
「女と子供にいいなりの腰抜けばっかだ。」

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ウシジマ「DMに送り先シール貼っつけろ!」
「送り先はさっき名簿屋のマサさんから1人当たり5円で買った、多重債務者と自己破産者だ。」

高田「え!? そんな金のねぇ奴に金貸して回収出来るンスか?」

ウシジマ「「回収出来ンスか?」じゃねェ。」

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ウシジマくんいわく、闇金の客は社会の最低辺ギリギリの連中で、銀行からも大手消費者金融からも見放されたブラックリストの連中。人並み以下のクセに人並みに暮らしてる、身の程知らずのクズども。そこに終止符を打つのが自分達闇金の仕事だ・・ということらしいです。

う~むここでウシジマサイドの経営理念!?みたいなものが分かりましたね・・でもこれだけでウシジマサイドをあぁなるほど・・と認める人はほぼいないはずだと思います。まだまだ分からないことがたくさんありますが、とりあえず先へ進みます。

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新入りの高田が少しずつ現場の凄みを感じ取っていきます。しかしほぼ電話対応という思っていたよりも地味な仕事に若干の不満も・・

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闇金の旨味が分かりだした新人の高田が、ここで「闇金ってオイシイっスね。」と言うのですが、どうもそんな簡単なものではなさそうです。

ウシジマ「そうでもねェぞ。」
「最近は債務者に弁護士や司法書士が踏み倒しのレクチャーすっし、」
「ヘタに追い込んだら警察にパクられるリスクもあるからな!」

「だが、」
「なめた債務者を追い込む時はとことんやるぜ。」

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ということでここからもの凄い取立てが始まりますが、気になる方はどうぞご自分でお確かめ下さい^^;心が弱いと軽く鬱になるかもしれません・・読むときはお気をつけて!

ちょっとまだ何とも言えないけど、こう何か救いのある感じになってくのかな~?
というかなってかないとね・・^^;今のところの唯一の救いはウシジマくんが飼ってるウサギに対してだけ、尋常じゃない甘えんぼになるとこです。きっとこういう部分から少しずつ何かウシジマくんの根っこにある何かが見えてくるんじゃないかと思います。きっと仕事というか個人的な何か想いみたいなものが背景にあって動いているそんな気がするな。

30号とコミックス第53回目は「闇金ウシジマくん」の回でした!
2冊でもうやや鬱気味なんだが^^;


闇金ウシジマくん1巻