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ベアゲルター3巻

ベアゲルター3巻

「ベアゲルター3巻」(沙村広明)

2巻紹介の時に次は2017年頃発売かな?と思ってたら、2年経たずに去年発売されましたw 例の如く検索してくる方が多いので3巻もちょっと取り上げてみたいと思います。

1巻紹介はこちら→ベアゲルター2巻紹介はこちら→ベアゲルター2巻

まずは裏表紙に書かれた超かっけーお言葉をどうぞ!

”汚れちまった故郷に性と死とが吹き荒れる。吼えずにいられるかい・・・牝犬ッ!!”

相変わらずの胸熱啖呵にこちらも指ぬきグローブにメリケンサックを用意せざるを得ません!さて物語ですがここまではこんな感じになっております。

”売春島”こと石婚島(いしくなぎじま)で取引されていた商品は、悍ましき代物だった。金髪の狙撃手とチャイナドレスの功夫女の死闘に乗じて奪った商品を、懸巣組の若頭・東に叩き付けた忍は早々に退散、古巣のバーへと身を寄せる。が、一足先にそこで働いていたのは、件の取引を襲撃した隻眼・義手の白人女!「ナミ」と名乗るその女に半ば強要され、忍は再び石婚島へと向かう羽目になる。渡島直前、東の配下連中と再会した忍は、ナミ・ソリらと娼婦に身を窶し、女衒ルートを利用し色街から島へと潜入した。最初の”客は”厨生大亮(くりふだいすけ)潜入取材の記者だという。春を鬻がずの寝物語で厨生の話を聞くうち、忍の中で禍々しく符合し始める噪天会の商品・・・壮絶なナミの過去・・・そして故郷の変容・・・。その夜、厨生は惨殺された。殺ったのは異様な風貌の男女、そして━━━━━”忍”と呼ばれる、少女。

 3巻ではいよいよあの正体不明の男女とご対面です。それでは3巻の序盤紹介をどうぞ。

ベアゲルター3巻(2)

3巻の初っ端を飾るのは吉音(キルソリ)ちゃん!懸巣組の拷問担当人ですが、故あって夜のお店で働いています。

ソリ「お前が私の初めての馬か?」そしてプレイが始まります。

ベアゲルター3巻(3)

知らないプレイに馬も思わず呻きますwwww

なんやかんやあった後、その店で自分のプレイに耐えうる人物をお供にすることになるのですが↓

ベアゲルター3巻(4)

その相手とは関西慈悲心会若頭補佐の不二叡祐(ふじえいすけ)という男。あの喧天会よりもさらに上のヤクザだそうですwそんな男を連れ忍たちと合流します。

ベアゲルター3巻(5)

肩車wwまだプレイ中なのかもしれませんね(^-^)

さて一行が向かう先は一体どこなのでしょうか?それはなんと母親が死んだきり全く訪れていなかった忍の実家なのです。

ベアゲルター3巻(6)

よく見るとあるはずのない明かりがともっていることに気づく忍。空き家のはずなのに何故!?「・・・・・・・・・・・・ふざけるな」「ここは・・・私の家だ」そう呟いた忍はドアに手をかけます。そしてそこで出会う見知った顔!

ベアゲルター3巻(7)

その男は田盛という石婚島の住人で、忍が育った村の元・振興委員会会長。何故彼がここにいるのか?疑問に思いながら話をしていると、どこからか別の声が聞こえます。「私達の知らないお客さんかい?」「田盛さん」田盛の制止を振り切り声のする方へ向かう忍。そこにいたのは・・

ベアゲルター3巻(8)

ベアゲルター3巻(9)

フリー記者・厨生を殺したあの正体不明の男と女の姿!10年ぶりに帰った実家のリビングで夫婦のように寛いでいます。ピリピリしたムードの中、話を聞くうちにこの男たちが忍の親の名前を騙ってここに住んでいることが判明・・いわゆる背乗り(はいのり)というやつです。ブチ切れ寸前の忍ですが、その背後にもう一人の別の女の影が忍び寄ります。

ベアゲルター3巻(10)

さあ一体どうなるか!?続きはコミックでどうぞ!

3巻は前半が緊迫した状況が描かれ、中盤から最後まで怒涛の死闘が繰り広げられます!まさに息をのむ闘い、読み終えた後何かしらの恍惚感に満たされること必至の1作です!ということでベアゲルター3巻序盤紹介でした。因みに出番の少ない睫毛(ジェマオ)さんがとにかく食べるだけのお話「ジェマオ姐ちゃんの喰い辛抱・・・断罪!!」も後半で読めますよw

ベアゲルター3巻(11)

暗殺請負人どこいったww


好きなゲームミュージックその127

バイオミラクル ぼくってウパ」(FC)

1993年コナミより発売のアクションゲーム。

この作品のキャラクターを初めて知ったのはワイワイワールドなんですけど、多分そういう人多いんじゃないでしょうか?ガラガラを持った赤ちゃんウパが主人公のゲームなんですが、元は88年に出てるディスクシステムのソフトらしいです。ファミコン版とは多少の違いがあるようで、例えばBGMなんかはディスク版で使われていた拡張音源がFC版だと使われていません。実際に聴き比べてみましたが、個人的にはFC版の方が聴きやすかったです。ディスクの方は音がもこもこしてるような気がするんですよね。まぁこの辺は好みなのかもしれませんけど、ところでこの作品どんな物語か知ってますか?自分は全く知らなかったんですけどこんな感じの物語だそうです。

ストーリー:ルアクーヨ王国の王子ウパは、まだ赤ん坊ながら生後わずか1ヶ月でハイハイができるようになり、王国の大賢者・ラムシーニをして「只者ではない」と言わしめる程のパワーを秘めたわんぱく小僧。ある日のこと。ウパはひょんなことから夢を盗む魔獣ザイーが封じ込められた壷を割ってしまう。復活したザイーは国中の大人たちから夢を奪い去る。しかし、ウパを始めとする純真な赤ん坊にだけは手出しができないため、それならばと国中の赤ん坊という赤ん坊を独り残らずさらっていってしまった。残されたのは無気力に陥った大人たちばかり・・・。

ただ独り難を逃れ悲しみに暮れるウパの前に、割れた壷の中からザイーと共に封じられていた妖精が現れ、純真な心を持つ赤ちゃんだけが使いこなせる武器ガラ=スウォードをウパに授けた。ウパはガラ=スウォードの力でザイーを懲らしめ、さらわれた赤ん坊たちを救出してルアクーヨ王国に平和を取り戻すべく冒険の旅に出るのだった。(Wiki参照)

つまるところ魔獣を倒しに行くってことなんですけど、純真な赤ん坊には手出しができないって言ってるのにさらえるっていうのが良く分かりませんねw手だしてるじゃん(;’∀’)純真な心を持たない赤ん坊がいる前提だとしても、それはそれでどうなんでしょうかwwなんとも腑に落ちませんが、ようするにまとめると、魔獣を倒しに純真な心をもつ赤ちゃんがハイハイしながらケーキをむさぼりガラガラをぶん回しては現れる敵を矢継ぎ早に殴打撲殺してゆくそんな純粋なアクションゲームです。さてBGMへ参りましょう!

このゲームのサウンドって7人で作ってるみたいですね、逆に作りづらくないのかな?それはそうとどの曲もいいので全曲リンクも貼っておきますね。              →ウパサウンドトラック

 

ということで以上。好きなゲームミュージックその127「バイオミラクル ぼくってウパ」でした!場合によっては敵を火炎で滅っする恐ろしく純粋な子です。


最近読んだ過去作品

最近読んだ過去作品3点はこちら↓

ぼくとフリオと校庭で&諸怪志異

諸星大二郎作品の「ぼくとフリオと校庭で」「諸怪志異」です。

まずぼくフリの方ですが、全10作品の短編集となっております。中身は「方舟が来た日」「難破船」「鎮守の森」「ぼくとフリオと校庭で」「沼の子供」「流砂」「黒石島殺人事件」「城」「蒼い群れ」「影の街」で、色々なジャンルの話ですがどれも不思議な話ばかりで面白いです。個人的には柳田国男の影響を受けた、鬼ごっこを題材とする「鎮守の森」や、UFOが見えると言ったり念力が使えるとホラを吹く不思議な少年フリオの話「ぼくとフリオと校庭で」や、カフカを思い出さずにはいられない、会社をたらい回しにされる商社マンの話「城」や、臓器を切り売りして生きていく不況時代の話「蒼い群れ」なんかが良かったかな。どれも面白いですけどね^^

さて「諸怪志異」の方です。

これは中国古典を基にした諸星先生のオリジナル話です。五行先生(道士)とその弟子阿鬼の登場する話が中心で、怪異談を始めとした色んなジャンルの話が楽しめます。読んだら分かりますが、五行先生の安定の安心感が半端ないですwオリジナルだけどもしかして本家より面白いのかもしれません。残念ながら掲載誌が無くなってしまったので、4巻ストップみたいですけどね。

ラストはこちら↓

夜長姫と耳男

「夜長姫と耳男」(近藤ようこ)です。

元は坂口安吾氏(堕落論や白痴でお馴染み)の小説作品なんですが、意外にこの作品知らない人多いかもしれません。というのもむかーし文庫で小説出てたみたいですが、それ以来全く再販されてないようです。なんでこれだけの名作が再販されないのか不思議でしょうがありませんが、一応今は電子書籍で読めるようにはなったみたいです。図書館で全集借りずにパパッと読めてしまう時代って凄いですね^^安吾さんが今の日本見たらなんて言うかな?

話を戻しまして内容ですが、カンシャクもちで小心者の耳男(職業匠)が、何の因果か美しいと評判の長者の娘、夜長姫の為に仏像を造るというお話しです。これだけ聞くと普通の話にしか聞こえませんが、まさかここからあんな事になっていくなんて思いもしないわけです(;゚Д゚)ここまで背筋が凍る作品って中々無いんじゃないかと思いますよ。漫画は近藤洋子さんですが、これもやっぱり良いです。以前紹介した「五色の船」もそうですが、小説の漫画化が上手いです!凄い難しいことだと思うんですけどね、いつもの如く魅力的な絵とともに読ませます。

原作も漫画も読んでいる身としては、小説から読んでもいいし小説の前に漫画を読んでも全然楽しめるレベルだと思います。でもやはり小説で読んだ時のあの背筋が凍るような恐ろしさを体験したい人は、まず原作から入った方がいいかもしれません。そこで安吾さんの凄さを思い知ってほしいですねw

ということで久しぶりの最近読んだ過去作品でした!今気づいたけど両作品とも怖いやつじゃん(>_<)