わたしは真悟

「わたしは真悟」(楳図かずお)

わたしは真悟

1982年にビッグコミックスピリッツで連載していた作品です。

この作品ずっと気になっていて、最近一気に読み終えました。

内容を一言で説明するのが非常に難しい作品で、色々なものが詰め込まれていると思うのですが、wikiに書いてあるように「神とは何か、意識とは何かといった形而上学的テーマに挑んだ意欲作」といったかなりスケールの大きな物語には違いありません。

読み終えた感じは、正直そこまで哲学的な突っ込んだ話にまではいきませんでしたが、それでも「寄生獣」のような雰囲気をもった一大感動巨編には違いありません。なので、どうしてこれがあまり一般的に知られていないのか不思議でしょうがないです。

楳図作品といえば「漂流教室」なんかがメジャーなんだと思いますが、この「わたしは真悟」のような凄まじい作品があるのはもっと知られるべきだし、評価されるべきだと思います。

 

ということで、ここらで簡単に「わたしは真悟」概要を、絵を交えつつ簡単に紹介してみるとしましょう~!

 

わたしは真悟(2)

 

物語はこの二人、さとるとまりんを中心に進んでいきます。

二人はさとるの父親が働く工場へ、学校の工場見学に行く時に出会います。

工場見学に行くことになった理由は、そこにその当時珍しいロボットが導入されたからなのですが・・

 

わたしは真悟(3)

 

モンローと名付けられたそのアーム型ロボット、プログラム命令数は106で、的確に与えられた仕事をこなしていきます。

でも、さとるが描いていたロボットとはだいぶ違っていた・・

楽しみにしていたロボットに興味を失ってゆくさとる。

代わりに今気になっているのは、帰り際に出会ったあのまりんという女の子だった。

二人はお互いの気持ちが通じたのか、再び工場前で出会うことになる。

そして、さとるの提案で工場の中へ入ることに・・

誰もいない夜中の工場、そこにこだまする機械音。

怖がるまりんを連れ、さとるはモンローの前へ進む。

 

わたしは真悟(4)

 

覗き込むさとるとまりんを映しだすモンロー。

 

モンロー(縦五八八個・・・・・・)

(横一〇二四個の・・・・・・)

(電気信号にすぎなかったと聞きました・・・・・・)

 

わたしは真悟(5)

 

 

わたしは真悟(6)

 

その後二人は度々会うことになります。

 

わたしは真悟(6)

 

そしてまたモンローのいる工場へ・・

 

わたしは真悟(7)

 

ロボット取扱い説明書を片手に、プログラミングを独学で学んでいたさとるは、その日まりんと共に新しいプログラムを打ち込みます。

そのプログラムとは、モンローに自分たちの顔を認識させるというもの。

 

わたしは真悟(8)

 

顔認識に成功したさとるとまりん。

その後、モンローはさとるがプログラムを打ち込む度に、その内部に変化が表れていきます。

 

わたしは真悟(9)

 

わたしは真悟(10)

 

わたしは真悟(11)

 

物語の序盤はこんな感じで、さとるとまりんの恋。

そして、その間で進化していくモンローの姿が描かれています。

見た通りさとるとまりんの他に、モンロー視点で語られる部分があるのですが、これが物語が進むごとに多くなっていき、物語の後半。いなくなってしまったさとるとまりんを探しに向かうモンローの話・・これが必見です!

初めに書いたように、この物語は簡単に説明できるほど単純な話ではないのですが、個人的に、このさとるとまりんによって生み出されたモンロー(後に真悟と名乗る)が、人間で言う心のようなものをもち、二人の子供として彼らを想い彼らの為に尽力する姿こそ、物語の要なんじゃないかなと思います。

 

 

うん・・という感じでいいかな^^

これは語ろうと思えばいくらでも語れるくらいネタが詰まってますから。

ということで以上。簡単な「わたしは真悟」序盤解説でした!

あと関係ないけど、物語の合い間に挟まれる挿絵が素敵すぎます↓

わたしは真悟(12)

これをきっかけに他の楳図作品も読んでいこうと思います^^

因みに30号が読んだのは、デビュー50周年を記念にして出版された全6巻の大きめのコミックだったのですが、迫力があって読みやすかったです(色々言われてるようですが色々w)興味がある方は是非どうぞ!

わたしは真悟(13)