惑星のさみだれ

惑星のさみだれ

「惑星のさみだれ」(水上悟志)

ヤングキングアワーズ2005~2010年連載のファンタジー作品。

何やら風のウワサでこれが面白いということで、とりあえず1巻を買いました。読んだ感想・・うん面白い!正直30号表紙を見た限りそこまで期待していなかったのですが^^;(失礼!)1巻を読んでから即その世界観にハマリ全10巻一気に読んでしまいました!いやーまさかこんな作品がやってたとは・・この作品やっぱマイナーなんだろうと思うけど、もっと多くの人に読まれるだけの魅力があると思います。

個人的にその魅力は沢山あると思うのですが、例えば王道ファンタジーものの展開をしているのに、どこかズレてるというか不思議な感じ、今まで読んだことのないような主人公たちのやりとりが散見出来ます。直球だけどカクカク・・良く分からないけどそんな感じ^^先が全く読めないので終始ハラハラさせられます。また一見明るく日常コメディのように進んでいく展開と、それに反するキャラたちの内側に抱える闇。その時その時で、それぞれがどういう胸中で戦いに身を置いているのか、巻を増すごとに複雑に描かれていきます。

 

さてという感じですが、今回はそんな魅力的な作品「惑星のさみだれ」の序盤紹介をしてみたいと思います。それではいってみましょう~レッツ惑星と書いてホシーー!

惑星のさみだれ(2)

惑星のさみだれ(3)

惑星のさみだれ(4)

惑星のさみだれ(5)

という幕開けですw

惑星を滅ぼす悪の魔法使いがいるから助けてくれ・・要約するとそんな感じ^^いきなり現れたトカゲに言われ唖然とする主人公・雨宮夕日。おもむろに立ち上がりベランダからトカゲをブン投げますwしかしその瞬間再び家に戻っているトカゲ。そのトカゲにまずはこの状況を受け入れろと夕日は言われます・・が。

惑星のさみだれ(6)

断固拒否しますww

惑星のさみだれ(7)

Sっけのある夕日にトカゲの騎士が調教されていきます。

ここで夕日の名言。

夕日「よくある巻き込まれ型のお話の主人公は相手にペース握られるからダメなんだな」

こんなちょっとメタい発言も^^ここら辺でこの作品ちょっと普通じゃないかも面白そうなんて思いました。

そんなこんなあった後、大学に向かうために外出する夕日。そして一緒に付いてくるトカゲの騎士ノイ。ノイ曰く自身の姿は夕日にしか見えないから案ずるな。その言葉を半信半疑に聞く夕日に、ノイが指輪に意識を集中してみろと言います。夕日が指に目をやるとそこには覚えのない指輪が!そしてそこからエネルギー球体が飛び出します。

 

ノイ「「掌握領域」だ」

「その内に含んだものに念動力をかけることができる」

 

何だか良く分からない能力を手にしつつも、とりあえず状況を飲み込む夕日。そんな夕日にノイが改めて使命を告げます。

ノイ「敵である魔法使いより先に姫を見つけお守りすること!」

「そして敵と戦い打ち勝つことだ!! まずは・・・」

その言葉に対し夕日は・・

夕日「協力するとまでは言ってないぞ?」

本を片手にしれっとそう答えます。そして続けて・・

夕日「さっき戦う力って言ったよな? それを使えるってことは身体張るのもぼくなんだろ?」

「地球を滅ぼそうってスケールのでかい相手とケンカして普通の学生が勝てるワケないだろ」

ノイ「それは仲間と力を併せてだな・・・」

夕日「あ 仲間いるんだ んじゃその人達に任せよう」

「ぼくはやらない」

惑星のさみだれ(8)

お分かりいただけたであろうか?

本作の主人公夕日・・ド級の冷徹紳士である!!

どちらかというと滅ぼす側の人の顔ww当然そんな返しが来るとは微塵も予想だにしていなかったノイは・・

惑星のさみだれ(9)

悪魔呼ばわりww

事なかれ主義にして超合理的思考の夕日・・中々ファンタジーが始まりませんwww

おおよそファンタジーものに相応しくない夕日。そんな夕日にこの後ようやくストーリー進行の流れが!

惑星のさみだれ(10)

世界を破滅させんとする魔法使いの手先の出現!

「捕まったら死ぬぞ!」とノイから言われ、夕日は慌てて逃げます。が、敵の圧倒的なスピードに追い付かれ背後からの一撃・・・その瞬間!?

惑星のさみだれ(11)

現れた少女が

惑星のさみだれ(12)

もの凄い力で敵をブッ飛ばす!!!

そしてその勢いでウサちゃんパンツ丸見え!!(詳しくは1巻を!)

この少女こそノイが魔法使いの手より守れという姫・朝比奈さみだれであった。守れという姫に守られる形になった夕日。そんな感じで1話が終わっていきます。しかしこの物語2話目にして急激な展開を迎えます。そこまで見てみましょう。

 

(さみだれから校舎の屋上に呼ばれた夕日)

さみだれ「あっちの方見て 空」

夕日「・・・何もないけど」

さみだれ「それがあんねんな」

夕日「・・・なにが」

 

さみだれ「地球(ほし)を滅ぼすもの」

 

その言葉に再び頭上を見上げる夕日。

惑星のさみだれ(13)

ノイ曰く宇宙空間を漂い、落ちれば焼き菓子を割るように惑星を砕く魔法使いの最大の泥人形・・ビスケットハンマー

その圧倒的なスケールに怖気づく夕日。そんな夕日に姫・さみだれが命令します。

惑星のさみだれ(14)

さみだれ「絶対の忠誠と信頼を誓って」

唖然とする夕日。

 

さみだれ「ま でも信頼関係築くには 先にこっちから見せるのが礼儀やな」

 

そう言うと屋上の手すりに向かいそこに足を掛けだすさみだれ。

さみだれ「信じてるってコト」

そして足を離し屋上から落ちていくさみだれ。

それを懸命に追いかける夕日・・手にしたばかりの掌握領域を無我夢中で使います。さみだれを抱え地面に着地する夕日。

さみだれ「ほら 助けてくれた」

「信じとったで」「ゆーくん」

 

「次はそっちの番」

「あたしを信じろ」

「あんなん 打ち砕いたらあ!!」

「あんなんに地球は壊させへん!!」

「なぜなら」

惑星のさみだれ(15)

ん・・え?どゆこと(´゚д゚`)??

地球を守る為に戦うのに地球を砕くのは自分??んーーww

これ始め単に勢いで放った言葉なのかなと思ったんですが、驚くことにこれ本当に地球を砕くつもりなんです・・もうこの辺から凄まじいですねこの作品は。魔法使いにやられても地球は破滅するし、倒したとしてもその倒した本人が地球を壊すんですよ!何だコレ!?ってなりますよね^^そう。読むとこの謎が気になりだしてあっという間に10巻読破ですw

 惑星のさみだれ(16)

惑星のさみだれ(17)

 

(呑まれてしまった)

(目の前の 小さな魔王に)

 

惑星のさみだれ(18)

 

以上!

星を砕く物語「惑星のさみだれ」でした!

もうホントに書き足りないくらい魅力的な作品です。この作品に出会えたことに感謝(^o^)丿